やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

今週の「トリコ」感想2011年01号

今週の「トリコ」
グルメ121 二人のメルク!!(2011年01号)

先週号の感想はここ
http://yajiro.seesaa.net/article/171203741.html

※ネタバレを含むため、まだ読んでいない人は読まないでください。
※直接この記事を全部開いてしまった人はすぐ閉じた方がいいです。





※・・・読むんですか?


自称二代目メルクが実は女性で、初代メルクに拾われた孤児だったことが明かされた今週。とうとう姿を現しましたね! 初代メルク! 今まで出てきた情報のイメージと変わらない大男でした。島袋先生は筋肉を描くのが好きだなあ。

 ギャップを描く、というのは読者を引きつける素晴らしい手法ですね。
例えば最初に(自称二代目)メルクが登場した時、「大男と思われていたメルクが実は細身の優男だった」という意外性に驚きました。面白いじゃないですか。そして今回、初代メルクが登場したら、思われてた通りの大男だったわけですが、怪物を恐れさせるほどのメルクが、聞き取れないほどの小さい声で話すという意外性が出てきました。いきなり怪物が敬礼をして、急にコミカルになりましたね。メルクも風貌からは想像もつかないお茶目さを出しています。この時点で、明らかに初代メルクはトリコと敵対する人物ではない事がわかります。強そうだった怪物も途端にかわいくなりました。この場面展開は、なかなかできません。すごいよ面白いよ「トリコ」!!

 さてトリコとメルクのやり取りからわかること。メルクは声が小さいのかと言われれば、違うのではないかなと思ったりして。重力の関係でトリコの聴力の方が落ちているんじゃないですかね? 怪物が持ってきた石は反重力の力があって、あれがあったら声が大きくなるとか。そもそも声(というか音)というのは空気の振動なんだから超重力下では…どうなるんだろ。

 まだまだ謎だらけの初代メルクですが、実は二代目の才能を認めているんじゃないのかねーという勝手な妄想。二代目の才能を目の当たりにして自分が恥ずかしくなった初代メルクは自分を鍛え直すために地下にこもってしまった…あれ? これどこか別の漫画で見た展開だな(笑)
 そして見事「メルクの星屑」を手に入れて地上に戻ったトリコと初代メルクだったが、襲ってきた美食檜によって二代目メルクが激しく傷つけられてしまう…!(妄想が止まらない)そしてパワーアップしたトリコと美食檜副料理長グリーンパーチとの怒りの激突が始まる(注意:どこまでも妄想です)

…そんな単純なストーリーのわけないかー。