やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

ドラマ「ゴシップ」最終回まで観た(再放送)

「ゴシップ」っていう2年前のドラマの再放送やってるから観てました。これ面白いようなそうでもないような、でも全体的に面白かったと思います。

実際はこんなに綺麗な世界じゃなさそう。

ゴシップを扱う三流Webサイトの編集部が舞台なんだけど、一見クズな仕事に見えてだいたいまあまあ実際そうなんだけど、うまく人間の感情を描くドラマになっていましたね。でもクズ仕事だよなあ。

ドラマでは「面白いネタ探そう」的な雰囲気(ちょっと楽しい事しよう的なムード)もあったけど、実際は割とゲスい論理がまかり通っているんじゃないかな。視聴率(WebメディアだからPV)のためには嘘でも騙しでも誤魔化しでもミスリードでも迷惑でも多少の法令違反でもやっちゃうんじゃないかな。

編集長(主人公)の魅力がわからない。

主人公の瀬古さんは人の心がわからない。はっきり言われないと文脈を察する事ができない。こういう人いるいる。性格だったり病気だったり障害だったり理由は人それぞれだけど、こういう人は確かにいる。ここまで極端な人は生きづらいだろうなあとは思うけど。あまり魅力を感じるタイプではないです。根津くんや笹目くんはどうして瀬古さん好きなんだろう。そこらへんの説得力は無いままでした。

人は「人の感情が動いたり刺激を受けたり摩擦を受けたりする様に感動する」ものだと思うのです。瀬古さんにはそれが無い、少なくとも最終回の前話まではそういう描写はほとんど無かったと思います。多少は迷ったり焦ったりする仕草もあったけど、表情と口調を変えないからね。この人ほんと倫子さま?(※大河ドラマ「光る君へ」に源倫子さま役で出演中です)「道長様…ぽっ」とか言ってる人と別人みたい。俳優さんはすごいね。

終わりよければすべてよし

結局、仁和さんと矢部くんはゲスだったってこと。この2人に関するフォロー無しで終わったね。あと根津くんはちょっとズルいよね。結局、最後まで赤裸々にならないままでさ。笹目くんは頑張ったよ?そこらへんあまりスッキリしないまま終わったかも。

とりあえずはカンフルニュース編集部の面々は新しいステージで頑張り、瀬古さんと根津くんはまああまり変化が無い感じだけど心機一転スタートして、でもやっぱりこれから一歩一歩進んでいくんじゃないかなと思わせるラストでした。ドラマの終わり方としては、悪くない。

このドラマは調べたら原作があるわけではないそうです。オリジナルドラマだったのですね。すっごく熱中した!とまで言うと嘘になるけど、それなりにハラハラしたり面白く思ったり、楽しい時間を過ごせたかなと思った作品でした。