やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

ドラマ「VIVANT」第4話まで観た。

前回書いた感想。

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今回はネタバレばりばりで感想でも。

今日の第4話は、ネタバレ見ちゃったら嫌だなあと思ったのでリアルタイムで観てしまいました。その感想。わりかし衝撃的な展開で、後半の方は現実味が逆に薄れてしまった気がするよ。これマジ展開かよ色々と。なんか色々おかしいと思わない?

乃木はバルカで受け身すぎる。

そもそもの誤送金事件が乃木の考えで起こったものではないし、巻き込まれたものだ。バルカに行ったのも、乃木が意図を持って行ったわけじゃなく、行かざるを得なくなって行っているはずだ。その後アリやザイールについて調べたにしても接触した感じはお粗末だし、普通に何度か死にかけている。爆発事件後の自分の運命については、ほぼ全部野崎に委ねられてる感じじゃないか。それを知ってると今週の乃木の展開は全く腑に落ちないものがある。

だいたい乃木が野崎に「ザイールがVIVANTと言った」と証言する意味が無い。全くない。ということは結局「VIVANT」は「別班」を意味しないってことなのかな。

結局、誤送金事件は全く解決していない。

解決したのは「乃木のミスであるという誤解が解けた、その犯人は謎の組織だった」という一点だけだ。お金は戻ってきてないし、誰に責任を取らせることもできなくなっている(強いて言うなら実行犯である太田さんになる)それでいいんだろうか。

来週またバルカが舞台みたいだから、今度はお金を取り戻すために攻めに入るのかもしれないけど。

山本が単独犯って決めつけた前提

どうして山本が直接太田のところに行くって思ったのか。協力者がいるとは考えなかったのか。協力者にメール一通送ったらもう太田さん助からないじゃん。そもそもの前提がおかしい。だいたい山本怪しいってどこから出てきたんだよ。乃木が野崎に言うのはいいけど野崎は信じきって警察動かしちゃってんだぞ。途中で黒須が山本を保護して警察から撒いたのも意味不明。そのまま尾行させてよかったんじゃ?でもこれは、テントの情報欲しかったのかなとも解釈できるけど。

ほかならぬFとのやり取りがオカシイ部分を証明している。

まず別班としての活動はFが(Fだけが)しているわけではなく、乃木自身もはっきりその認識で行動している。それは第4話の山本の前に姿を現したFとのやり取りで、別解釈の余地なく判断できる。だからこそバルカでのピンチが裏もなく普通に何度も死ぬところだったというのが辻褄が合わないし、ドラマとして不思議なところだ。

乃木が薫に親切だったのもガチというわけだ。薫との接し方について乃木はFに色々言われている。ということは、薫に対する行動に関しては乃木の本来の使命とは別のところにあると強く推測される。そこらへんが次回以降に伏線回収されるんだろうかと心配。

黒須くんって初登場だけどこれまで何かしら工作した描写は無いよね?

間違いなく乃木の部下として登場した黒須だけど、この初登場の前までに何か活動していないのもなんか変よね。乃木さんは黒須くんに何も連絡を取ってなかったんでしょーか。あまりにもポッと出で、違和感があるよ。天下の別班さんだったら何か動いてても良さそうだけどねえ。

今後は野崎さんにとってのドラム以上に暗躍しそうな気配はある。来週からの黒須くんに期待する。

パラダイムシフトが起こって、違う話になる。

気になるのは来週からの展開だ。細かい謎はまだ残っているけれども、物語の中核となる大きな「前提」は表出してきた。その「前提」の上に来週からはどういう物語を展開していくのか。どういう流れにせよ、前提が変わっているのだから、第3話までと違う見方になる、違う感覚の話になっていくんだろうと思う。

ドラマの評価も、来週以降面白いかどうかかなー。結構面白い方だと思うけどね、ここまでは。