またドラマを観たのでネタバレの無い感想を記録する。 このドラマは原作小説「medium 霊媒探偵城塚翡翠」を読んでいる。オーディオブックも買って聴いたんだぜ。正直好きな作品なので実写ドラマ化は嬉しくもあり不安でもあり。実は楽しみにしてた。
実際に見てみると「おお、こんな感じなのか」と思ったりして少し感動する(元々この作品に、そんなに変わったイメージの舞台は無いのだけど)イメージ通りだったり、ちょっと違ってたり、想像よりすごかったりと楽しんでいる。
肝心のストーリーは、当たり前ながら小説よりは展開が早く感じる。当然だけどあらゆる説明は省略されているので、原作未読の人にとっては掘り下げた部分は理解できないし、そこらへんの味わいはあまり無い、と思う。けど、それはそれでドラマとして見やすい仕上がりになっているだろうから、いいんじゃないかな。
実写翡翠はこんな感じかあと第一話では思っていたけど(個人的に最初の降霊のシーンの叫びはオーディオブック版の切り裂くような悲鳴がすごく印象的だったので、それよりは弱い感じがした)、第二話になってくると女優さんが翡翠の世間知らずなお嬢様という設定イメージ(意味深)に合ってきて翡翠に見えてくるものだ。女優さんて凄い。
全てが伏線、のキャッチコピーは伊達じゃない。妻と一緒に観ているが、妻は原作未読なのであれこれまだ語れないのもどかしい。「最終回見終わったら絶対、また最初からもう一度見直したくなるよ」としか言ってない。まだ放送第2回しか無いのに既にあのシーン、あのシーンと…。ハラハラしながら観てしまう。
第2話の鏡に映る女性はガチ幽霊としか考えられないけど、思えばあの幽霊の存在が作品全体のパラダイムを決めている気もするなあ。
クライマックスが楽しみすぎる。しかし第3話で女子高生事件ときたら、一体何話でどう構成してるんだろうと思ったりする。invertの分まで話があるんだろうか?。
面白い。次の回が楽しみだ。(レビューじゃなくて本当にただの感想だな…)