やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

「良くも悪くも」人間関係をmixiに集約させていいんじゃないかという考え方 5

「良くも悪くも」人間関係をmixiに集約させていいんじゃないかという考え方 1
http://d.hatena.ne.jp/yamakai/20110607/1307458520

「良くも悪くも」人間関係をmixiに集約させていいんじゃないかという考え方 2
http://d.hatena.ne.jp/yamakai/20110608/1307462792

「良くも悪くも」人間関係をmixiに集約させていいんじゃないかという考え方 3
http://d.hatena.ne.jp/yamakai/20110608/1307544894

「良くも悪くも」人間関係をmixiに集約させていいんじゃないかという考え方 4
http://d.hatena.ne.jp/yamakai/20110609/1307628267


「足あと」改修についての世間様の反応を結構読ませて頂きました。

まさに否否一論

賛否両論と言いたいですが、賛成派の声は目立ちにくいようです。

いったいどれくらいの人が反対なのか?
現時点で「mixi 足あと機能改悪反対!」コミュニティは34269名の参加者がいるようです。
なかなかの数ですね。少なくともこれだけの人数は積極的に、しかもかなりの怒りを持って
反対を表明していると言っていいかもしれません。

コミュニティに参加するほどじゃなくても「何やってんだよmixi!」くらいに考える人は
もっともっと多いんでしょう。


どう転ぶのかは僕には予想できませんし、mixiも色々考えてやってるんでしょう。
中の人たちは、僕よりは頭いいんだろうと思いますし。
でも頭のいい人はやっぱり頭の悪い人たちの事は理解しない。


人間、急激な変化は怖いものです。
慣れているものが唐突に変わっちゃうのはそりゃあ怖いし反発もしますよね。

ユーザーの、このサービスの使用方法は本当に多種多様の様です。
きっと僕みたいな使い方は異端の方でしょう。
つーか大多数は深く考えずに使ってんだろコラ。

僕個人は、足あとは今のままでも変わってもいいです。
あんまり変わらんでしょう利用方法的に。


まあ、足あとのことはどーでもいいんです。


…と今回も言いたいんですが、他のユーザーさんにとっては死活問題のようなので
僕は僕なりに少し考えてみようかなと思っています。
このブログで僕が最近mixiについて書かせて頂いているテーマにも絡めて

「足あと」改修(改悪?)によって起こるマズい事とは。

結局のところ自分たちがもっと馴れ合いしたいとか自尊心を満たしたいとか
そーいうエゴ丸出しの自己満足が脅かされると思って過剰反応してるだけなんだろ

簡単に結論が出る問題ではありませんね(キリッ)

以下、大きな問題とされる点を挙げてみます。反対コミュニティに挙げられてる部分ですが
ニュースサイト等でもこれが転載されているようなのでそのまま載せます。
あくまでも一考察なので、コミュニティ自体をアレしたいわけじゃないです…。

「リアルタイムでない訪問履歴では意味がない」

わかります。

例えば日記書いた後とか、「マイミクの誰か見てくれたかな〜?」とか思って
足あと何度も確認しちゃったりしますよね!僕にもそんな恥ずかしい時代がありました。

確かにそのリアルタイム感は興奮するもんがありますね。これはハマります。本当に。
ニュース記事なんて、見知らぬ人の足あとがガンガン増えていく様子が楽しいし。
これが味わえないというのは寂しい感じがするかもしれませんねえ。

一つの大きな楽しさが消えてしまうと言えばそうなのかも。

でもここで一つ、あまり解決になってないけど、もっと興奮することを強調してみます。



僕は足あとを見て、それが増えてたら嬉しいし興奮します。一応ね。

前回も書きましたが
「自分が見てもらえた! あの人この人が自分に関心を持ってくれた!」
という、自尊心の満足があるのです。

でも、今はもうそれくらいじゃ満足しないんです。小さなプライドだけは高いんで。
もっと嬉しくて興奮して楽しいこと…それは「コメントをつけてもらうこと」です。

何当たり前のこと言ってんだって感じですが。

みなさん、見てもらうだけで満足ですか? 反応欲しくないですか?
足あとつけるのって、コミュニケーションですか? お礼の訪問返しなんて、あったとしても
僕見てませんマジで。

よーく考えてみると足あとってかなり人間の自意識過剰さを浮き彫りにする機能ですよ?
まあ確かに素直に言うと人間は自意識過剰なんですけど。僕も自意識過剰ぶりすごいです。

でもそれじゃコミュニケーションて前に進まないんだよね。あまり。
同じ意識を共有しているんなら少しは通じ合うものがあるのかもしれない。
ただし互いに一方通行ですが。

コメントつけるというアクションがあってこそのコミュニケーションでしょう。
コメントつけるほど興味なかったり、気の利いたコメント浮かばなくても今なら
イイネ!をつけるだけでいいじゃないですか。簡単です。

むしろコメントやイイネ!が無かったら、足あとがあっても、あなたのその発信には無関心と、
そう考えてもいいくらいです。

イイネ!は良いストロークだと思います。
足あとだけの人よりずっと興味持つもんね。

足あとだけで満足とかって、安い自尊心だな!
それでコミュニケーションを取っているつもりなのはちょっと軽すぎるかもしれません。

ぜひ、足あとよりコメントやイイネ!を重視してみては。
そして、自分もそれらを積極的につけていってみたら、もっと楽しい体験があるかも。

「すべての足あとが表示されないのはセキュリティ上不安」

これ!
これについて僕は言及したいです。

僕がmixi利用に関して言いたい事は結局「プライバシー」の一言に尽きます。
誰に、何を、どう見せるか。その柔軟さがどこまであるのか?
そこを重視したい。


さて「足あと」が表示されない事で脅かされるセキュリティについて考えてみます。

先日のようにネットストーカーを登場させましょうか。
A君にアクセスブロックされたストーカー(♂)は、A君のマイミクB君に目をつけます。
「ウホッ いい男!」
そこでB君のmixiを監視しまくるわけです。

B君は足あとを見るたびに一番上にストーカー君が表示されるので
不思議に思います。
「なんだか俺…監視されてる?」

これは気持ち悪いな。

さて、ここでストーカーはB君に何をできるでしょうか?
コメントやイイネ!をつける以外のアクション。
実際にB君が被害を受けるようなストーカーの行動。
何があるでしょうか…。


B君が発信している内容から色々な事がわかるのではないかと思います。
所属する会社もしくは通っている学校もしくはニートであること
趣味や行動、人間関係等々…。

しかしそこでストーカーがわかるのは全てB君が自ら発信している情報なのです。
マイミクシィ一覧以外は。

一週間に一回だけmixiでB君の事をチェックする人と、
30分に一回の頻度でB君をチェックするストーカーでは、得られる情報は一緒です。

僕が言及したいのはそういうことです。
情報の発信は自分でコントロールして発信するべき。


敢えて危険が及びそうな場面を考えてみる。

そうですね、B君が敢えて全体公開で自分の情報を掲載した場合。
例えば「◯◯駅で大事件が起こった。付近は危険で近寄らない方がいい!」
という内容をB君は全体に知らせた方が有益性の高い情報であると判断して
全体公開で発信しました。Twitterでやれというツッコミは無しで。

これをストーカー♂はタイミングよく発信直後に発見したとします。
すると「B君は今、◯◯駅付近にいるんだな? すると自宅にはいない。
つまりB君の自宅に行ってトランクスを盗むチャンス!」と判断するかもしれません。

これはネットの情報発信のリアルタイム性で起こる事ですね。危険です。
mixiに限らない話ではありますが。TwitterでもFacebookでも、情報発信しているユーザーの
生活サイクルを把握して空き巣に入るという犯罪が実際に起こっているようです。

ただ、これって足あとがリアルタイムで表示されようが関係ない危険なんですよね。

確かにね、常に上位に足あとがついていれば
「この人ストーカーかなあ?」と気づくのは早くなるかもしれませんね。
しかし発信方法によっては、ストーカーであろうがどうだろうが関係なかったりするのです。

つまり言わせて頂くなら、セキュリティが不安なのではなくあなたの心が不安なのです。


唯一これは危険に繋がるかもしれないと思うのは「最終ログイン時間」でしょうか。
これは細かく把握されたら、ある程度の(少なくとも携帯かPCを触る時間帯かそうでないかの)
生活サイクルが割り出されるかもしれません。
僕が思いつくのはそれくらいでしょうか。

・最終ログイン時間をチェックしているストーカーがいる。
・足あとがリアルタイムでないとそのストーカーに気づきにくい。

多少強引ですがこの項目に同意するならこの点です。

自分が出している情報で、誰が何を自分にできるのか?
それを考えるいい機会かもしれません。

「足あとからの交流がなくなる」

ふむ。
足あとから交流する人がいるのか。という感想。

僕は見知らぬ人とマイミクになる事は少ない(無い)ので関係ありませんが
それは僕の使い方なので…。
(でもマイミクさんのマイミクさんは見てみる価値はあるかもしれない。)

足あとがあること自体はストロークでは無いという前提があります。

足あとが無い事はストロークではないが、足あとがある事がストロークでもない。


しかし交流のきっかけにはなりますよね。
むしろ、交流のきっかけとしてはかなり大きいものかもしれません。
ニュース日記からの足あとだったら、そのニュースには関心があるユーザーだし。

前述の僕の記述によると「そのニュースに関心があってもコメントやイイネ!がつかなければ
あなたの記事にはそんなに反応示さなかった人」という事になりますけどね。
何か大きなチャンスを失うような気はします。

今回mixiは「関わりの無い人からの足あとは表示しない」ということでしたが、
さすがにそれをやったら反発されるのも仕方ないよねえというのが本音。

大きく変えすぎ。


まあ…でも…あまり知らない人と一面だけ見てマイミクになるものじゃありませんよ?

流される足あと

一週間分の訪問者がリストになる。新着から60件まで。
ということは100人のマイミクが見に来たら40件は消えてしまうということでしょうか。

ふと思ったもので。

まあ…既にマイミクになっている人であったら、機会損失という点では当てはまらないし
100人もいちいち顔ぶれチェックするのダルいよね。

これが知らない人だとしても、僕は知らない人の足あといちいち踏み返さないし
流れても別にいいですよね…。いや、それは僕の使い方です。


みんな反応に飢えているんです。
「足あと」も立派な反応として捉えているわけです。
正直、レベルが低い交流と思わされますが。

足あとのリアルタイム性にこだわる人は、その人もリアルタイムにチェックしていないと
いけないんです。いや、実際にチェックしているんでしょう。いろんな人がいます。

前回書きましたので多くは言いません。繰り返しますと時間の無駄です。

それよりも、気軽にイイネ!をつける文化を!

mixiの運営の方向性の問題です。

見知らぬユーザーとの出会いをとにかく減らしたいmixi様。
ソーシャルネットワークサービスなのに、今頃出会い系サイトからソーシャル化に
舵を切っているわけです。

見知らぬユーザーと出会う場

前項で「交流のきっかけ」という言葉を使いました。
mixiにおける「交流のきっかけ」というのは何でしょうか。

  • コミュニティ
  • 足あと
  • マイミクのマイミク
  • ユーザー検索
  • アプリ

これらが挙げられますね。
他にありますっけ。

他に

  • 同級生
  • 同僚ネットワーク

という2つが挙げられます
ただ、この2つは元々知っている人物と繋がること前提ということで触れません。

コミュニティの「出会い」色の排除

mixiが、オフ会開催系のコミュニティやトピックを削除しまくった事を覚えていますか。
だいぶ反発されていましたが。

割と真面目に運営していた運営ユーザーさんにも削除通知が届いたりして
運営ユーザーさんこれ以上どうすればいいんだよと悩んだりして。
この時僕は「mixiなんか焦ってるなあ。拙速拙速」みたいに思いました。

今思うとあれは単に「出会い系と呼ばせないため」ではなく、今回の改修にも繋がる
布石の一つだったんですね。

そう、mixiはこの時、長い長いソーシャル坂を登り始めたんだよ!

ユーザー検索は意外といろいろヒットしすぎる。

おい! まさか昔好きだった子の名前やあだ名で検索した事ないだろうな!
残念だったな、俺情報によるとあの子はユーザー検索を「設定しない」にしてるよ。

つい先日、メールアドレスで検索を強制許可? にしたら大騒ぎになりましたね。

ここにmixiFacebookのプロフィール設定の違いが如実に現れています。
また後日書きますー。
(そういえば『後日書きます』と言っておいて書いてない事があるような)

ユーザー検索は…ううん…。
Twitterで知り合った人とか何気なく今検索してみたら、うきょー! 出てきますね!
意外とmixiTwitterで人格分けてない人が多い…。うわー出る出る。

プロフィール検索に寛容な人が多いようだ。

マイミクのマイミクは友人になる価値があるのかもしれない。

「知り合い系サイト」って知ってますか。
普通の「出会い系サイト」だと見知らぬ相手と繋がるから危険もあるけど、
知り合い系サイトは、知り合いの、その知り合いと繋がっていくんです。
だから安心、信頼性が高いわけですよ。

かつて「知り合い系サイト」として報道もされ、多くのユーザーを獲得して
人気を博したサービスがあります。
僕も「知り合い系」という言葉に惹かれて登録しました。

今もやってますよそのサイト。
僕もまだ使ってます。

なんていうサービスか知ってます? mixiって言うんですけど!!!!!


さてmixiは今一度「知り合い系サイト」に立ち返ろうとしています。
自分の人間関係を可視化させましょうと。
ふむふむ…。

僕は元々そんな感じだからいいんですが、実生活と別人格でやってる人はいきなりは無理。
プロフィールを分けられなければいけません。
プロフィールについては次々回書きます!

基本的にはこの方針には賛成です。
みなさん、友達は、少なくてもイインダヨ?

そして今回の「足あと」

mixiは晒されすぎ、繋がりすぎなサービスでした。
それがプライバシー設定の充実(まだ甘い)により「晒されない」選択が出来、
そして繋がらないように変わっていきます。出会えない系ですね。

しかし今回の「足あと」変更は大きな大きな変化ですね。
単純に機能が変わる、不便になる(?)以上に、サービスの方向性を決めています。

離れるユーザーもあり、増えるユーザーもあり? ふえねーかな。

よくも悪くもユーザーに特定の利用方法を押し付ける改修となりそうですね。


あ、あとアプリですが…。
アプリによってはランキングとかで他のユーザー出てくるよね。
そういうところがきっかけで知り合う場合もあるかもしれませんねということで。

さて次回

次回こそ「人間関係が良くないユーザー同士の接点になりうる」点について書きます。
これのお陰でGmailのコンタクトと連動できない事情が…ある人がいます。

次々回は「プロフィールの公開設定がクソ」な件について書けたらいいな。