僕のうちのご近所さんはいい人たちばっかりです。
なのでこれは例えの話です。
隣にキチガイがいたら、それなりの不安と構えをして生活するでしょうね。
たぶん僕もそう。
でもそんな時は、隣のキチガイも、自分の隣にいる僕をキチガイだと思って
不安と構えをしているかもしれない。
人の見方なんて相手の立場にはなかなかなれないもの。
隣にいる奴はキチガイだから、何をしでかすかわからない。牽制しとかないと。
普通はそう思う。
争いがそこで起こってくる。
この誤解は話し合いで解けるんだろうか?
話し合いをして
「いや、うちも別に何かしたいわけじゃないけど、おたくの方が何かしようとしてるんでしょ?
そう思ってるからこっちもやってるんだけど」
「いやいや、そっちこそ…」
そんな感じになりそう。
「じゃあ、うちはおたくに何もしないから。もうやめるから。
だからおたくもやめよう。もう何も無しで」
「うん、いいよ」
こんな和解もあるかもしれない。
でも結局「ああ約束したけど信用できないな…何しろ隣はキチガイだから
約束なんか平気で破って何かしてくるだろう。合理的に考えて」とか思って
互いを信用できずに、構えちゃう。
そんなに難しい話じゃないのに、当人同士はどうしようもないのです。
何しろお互いキチガイなんだから。
…こんな感じだよね。国際紛争って。