高野進さんがバルセロナオリンピックの陸上男子400mで
決勝に進出したレースを覚えています。
結果は、8名中、8位。ビリです。
その時の実況が「高野は世界の8位かー!?」と叫んだんです。
敗れた、とか、最下位だった、とか、言わなかったんです。
世界の8位。
前向きな表現の実況だな、と思いました。
挑戦しない者に壁の高さはわからない。
世界の8位がどれだけすごいか、
見ているだけの人のどれだけが理解しているというのか?
メダル取れなくて悔しいとか、
もっと綺麗な色のメダルで、とかは
そこに手が届きかけた本人、もしくは本人を支え続けてきた関係者だから
言う事が許されるんだ。
柔道の中村美里選手は、金メダル以外欲しくない、金メダル以外価値が無いと
そういった主旨の発言をしたことがありましたが、
それは、目指している本人だから言っていいんだ。
日本人はメダル病。
病んでる。
もっとたくさんの選手を応援して、入賞したらもっと称えていい!