俺ってケチだよなあと自分でも思う。
人に何かを与えるとか、あんまり無いのよね。
先日、餅まき行ったんです、餅まき。この風習って全国どこでもあるよね。
ガツガツ拾ったわけじゃないんだが、足元に来たのは拾った。ごく普通に。
問題はその後。周囲にいる人たちはみんな、拾った戦利品を周りの人と共有し出したの。
えっ！？
俺には気前よく人にものをあげる習慣が無い。自分のものは自分で消費したいのです。
たぶん「満足していない」んだ。きっと、飢えてる。
人に分け与えるほどの余裕が無い。心の余裕もだけど、現実にお金もモノも余裕は無い。
ギリギリでいつも生きていたいなんてリアルフェイスは無いし、ギリギリじゃないと僕ダメなんだなんてchopでも無い。
実際のギリギリは心をすり減らして、余裕をなくして、生活の潤滑を無くして軋みで痛くて音も凄い。
子供が友達におもちゃを貸す時には、自分のものだという認識があるから納得して貸せるんだって。逆に言うと自分のものだという認識が無いと貸すのを嫌がる。
俺はまるで何も持っていない子供のようだ。
とにかく無い。
とにかく足りない。
そんな思いで生きてきた気がする。
他人に分け与えられた経験はいっぱいあって、すごくありがたいし嬉しいのだけど。
自分は分け与える心がないから申し訳なくもあり、どうしてそんなことをしてくれるのか、そんなことができるのか理解しきれてないところもあり。
貧しいんだね、貧乏育ちは嫌だね。
