やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

今週の「PSYREN-サイレン-」最終回感想2010年52号

今週の「PSYREN-サイレン-」
LAST CALL"繋がる世界"(最終回-2010年52号)

※ネタバレを含むため、まだ読んでいない人は読まないでください。
※直接この記事を全部開いてしまった人はすぐ閉じた方がいいです。





※・・・読むんですか?


とうとう終わってしまいました。最終回を迎えてしまいました。
W.I.S.Eとの全面戦争突入後はものすごい駆け足での終了になりましたが、ハッピーエンドで物語を集結させられて本当に良かった。よく話をここまでまとめられたなあ。作者様の力量に脱帽です。消化不良も多々あります。すごく気になる。でも良かった!

ミスラを倒し、自分たちの世界を守ったアゲハたちでしたが、滅びたはずの未来の世界(アゲハたちの現代とはまた違う未来)も結局救われたという結末はとってもスッキリしました。そうじゃないといけませんね。現代の仲間たちと未来の仲間たちは同じ人物のはずだけどやっぱり違う人物たちで、違う次元で違う世界を生きるはずなのに、それでも繋がっているという感覚は心地良いものがあります。

グラナ強すぎですね。弥勒に勝ったノヴァアゲハでもグラナに勝てるんでしょーか。グラナの強さって、純粋なパワーとスピードなんですよね。能力の特性じゃない。それだけと言えばそうだけど、それがあまりにも突出しすぎて最強の存在になってしまっている。現代編での弥勒VSグラナの戦いでファンになった読者様は多いと思うのです。僕がそうです。たぶん作者様もグラナけっこう好きなのでは?


さて大団円を迎えた「PSYREN」ですが、最初の頃の話とだいぶ変わりましたよね。最初に出てたアゲハの友人たちなんて、もういなかったも同然になっています。僕は「PSYREN」に、ジャンプ漫画らしさを感じます。読者の反応で軌道修正をしていった作品の中で、物語をきっちり完結させたジャンプ漫画は久しぶりのような気がしますからね(笑)

最初の数話を読んだ時…なんか、あまり先のこと考えずに描いてるのかなこの漫画ー って思ったんだ。うん。ナゾばっかりだったし。第一話はすごく良かったけど。そんなこんなで続いて、一時期ずっと掲載順位最下位で、このまま終わっちゃうのかなって思ったりもしたんですけど。

やっぱりあの回の感動がすごかった。
アゲハたちが分断されて大ピンチに陥った時に、成長したカイルたちが初めて登場して助けに来る回。もーあれは震えました。かなり感動しました。あれからこの漫画は掲載順位があがって、ちょこちょこ前の方に食い込むようになりましたもんね! あれ、良かったよなあ。「閉塞感の打破」のお手本のような回でした。それまで数話、重苦しい展開がずっと続いていたもの。

ああまた最初から読み返したくなった…。

連載を終了した作者様に言うのもなんですが、完結おめでとうございます。そしてありがとうございます。消化不良の分はどこかで加筆してくださいね!