人の顔を覚えられないという「弱点」
子供の頃は狭い世界で生きていて、触れ合う人も限られています。
まさか人の顔を覚えてなくて苦労するなんてことは、ほとんど無いでしょう。
それが中学生になり、高校生になり、たくさんの人と関わるようになって、気づいてきます。
俺って人の顔を覚えるの苦手かもって。
人の顔を覚えてなくて忘れてた時の気まずさと言ったらたまりません。
大変恥ずかしくて、僕はそれがすごく恐怖です。
（逆に自分が覚えられてなかったらショックです。です）
昨日名刺交換した人の顔がもう思い出せない。
ヤバいです。昨日会ったばかりの人の顔を忘れてます。次に会った時に大変失礼すること必至です。
メガネをかけていたような…。丸顔で背が少し高めで髪型はもじゃもじゃだったような…。
たぶん唐突に再会したら気づきません。顔写真付きの名刺にしてくれYO…。
相手の目や顔をあまり見ないで話をしているのかもしれませんね。全体をボーッと見て認識してるんでしょう。
目や鼻のパーツの特徴を覚えようと思って考えながら見ていないのが、覚えられない原因なんじゃないかな。
指名手配犯の顔とか覚えられる？
先日、所用があって警察署に行きました。指名手配犯のポスターとか貼ってありますよね。あれ見ても、本人に出くわした時に気づく自信がありません。
よほど意識していないといけませんね。漫画とかでは「どこかで見たような気がするなあ」みたいなシーンがよくありますけど、僕は無理です。
そういえば警察の人って、顔を覚えるのは得意な人が多いんじゃないですかね。職業柄、それができないといけない意識が強いような気がします。
僕も警察官になればよかったのかなー（たぶん人の顔を忘れまくるダメ警官になってたでしょう）
驚異の認識能力（！）
ある飲食店で働いていた事があります。
その時の同僚で、別の店舗の店長さんでF店長という人がいました。F店長は僕と同い年でしたが、九州では有名な外食チェーンの店長も経験するなど、仕事のできる人でした。
このF店長はちょっとした超能力を持っていました。
ズバリ、人の顔を覚えるのが得意だったのです。
その飲食店は会員制で、その人の名前などのプロフィールがある程度わかるシステムのお店でした。それはF店長の能力を存分に発揮できる場だったのだと思います。
その能力は、僕から見ると、凄まじいものがありました。
F店長は一度来ただけの人が再び来店した時、その人の名前で呼ぶ事ができました。何をどうやって覚えているのかはわかりませんが「なんか昔から得意だったんですよ」としか教えてくれませんでした。
しかも、F店長は（本人曰く「調子のいい時は」）その人がいつ頃、どういう人と一緒に来て、どこのテーブルに座って、何の飲み物を頼んだかも思い出せたんです。
もう天才です。この真似はできません。参考にもなりません。
ただ、こういう能力が実際にある事を目の当たりにして、強く憧れました。
なんとかこれと同じような事ができるようになりたい、と。このF店長は本当に実在する人ですよ。
今は僕が別の仕事になってしまいましたが、実は今も人の顔をたくさん覚えないといけない仕事なんです。 なので、どうすればこの弱点を克服し、人の顔を覚え、自分の世界を安全に渡ればいいのかを考えないといけません。
つづく
