映画やドラマを観ていて、実は登場人物の顔と名前を覚えきれていない時がある。 制作側も個性を強調させたいと思っているだろうから特徴を出すようにしていて、それがハマった時は覚えている。あと、演じている人が知っている俳優さんだったら流石にすぐわかる。 もちろん全員全くわからないわけじゃない。でも、ちょくちょく登場人物を別の人と勘違いする。特に女性はよく間違える。あとメガネの男性も。
情けないことにこのせいで10代の頃はドラマを楽しんで観ることができなかった。 有名なドラマを観たりすることもあったのだが、実は最終回まで完走した作品はほぼ無い。 お恥ずかしい。集中して観てなかったのかもしれない。
洋画もよく間違える。日本人もだが、外国人女性も結構似た人が多い（ように俺には見える） 日本のアニメみたいに髪の色を緑とか、ピンクとか紫とか分けてもらわないとかなり苦しい。 アニメはむしろそういった特徴づけが無いともっと区別がつかないと思われるが。 映画は2時間くらいの中でちゃんと認識しないといけないから必死だ。
一生懸命見て、特徴を覚えるようにしている。これは人の顔を覚えるには当たり前の作業のはずだ。 髪型や髪色、服装や振る舞いの特徴などなど。それでも女性は場面転換で服装が変わるとすぐ区別がつかなかったりする。
俺は何度もテレビで見て覚えた人は「よし、この人の顔は覚えた」と意識して自分に宣言している。でもテレビに出る人、特に女優さんは別人に成り代わるのが仕事で、ドラマやCMのたびに印象が変わっている。「この人、あのあの人だよな…？」と思いつつ曖昧に妻に訊くと大抵違う人なので、最近は思ったら検索して確認してる。そしてまた覚えるの繰り返し。
やはり覚えるには反復するしかないのだ。
美人は覚えるのが特に大変だ。女性芸人は覚えられるのが仕事で、キャラづけを崩さない人が多いから覚えやすい。美人はどこかで見た印象だったりすると誰かわからなくなる。この俺もが覚えた美人は相当テレビで活躍してる人だと思っていいんじゃないだろうか。
ちなみにリアルでやりとりする方々は、マスク生活のお陰で誰の顔も覚えてない。体格とか声とか動きとか総合的な感じでぼんやり認識している。これはいけない。マスク外して髪型変えてオシャレして街中で声かけられたらまず間違いなくわからない。
マスクを外す生活になったらまた印象全然違うだろうから覚え直しだ。これもまた憂鬱だ。人の顔を覚えてないのが悟られるのは大変気まずい。覚えてると安心する。だからなるべく覚えたいが、反復が必要だ。いっそ特徴をいちいちメモしようか。
名刺に印象を書いてる時がある。顔四角い、若い、メガネ、とか。誰に似てる、とか。何歳くらいとか。座ってじっくり話す相手はこっそり下手な似顔絵を描いたりする。これはかなり効果的！ただし近年はマスクしてるので鼻から上のみ。こういうのを地道に重ねていくしかなさそうだ…。
