やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

人に優しく

最近の俺は人に優しくできた

 

どこかで何かにこう言われたことがあるよ。
「あなたは頭がいいから、周りの人をバカにしている、そういうのをやめましょう」
誰かに、じゃなくて「何かに」言われた。たぶんリブレにあった性格占いゲームみたいなやつから出てきた紙に書いてあった。ドキッとする文言だけど、これは誰に言っても心当たりがある事だと思う。誰にでも当てはまりそうな事が書いてあっただけだ。

 

でも最近の俺は仕事上、あまり優しい態度を取れていなかったと思う。正直、バカにしたって仕方ないような事に囲まれている。コストパフォーマンスにすぐれた仕事を見ることはほとんど無い。俺の風当たりは強い。別に大きな声で叱ったりするわけではないが、とにかくつまらなさそうな態度だった。なにしろ面白いことは一つも無いし、褒めることも好きになれることも無い。自分の疲れもすごく大きいし、心の余裕も無かった。1月・2月は体調も悪い。はっきり言って、荒んでいた。ほんと「何をそんなに怒ることがあるのか」というのは、自分の話ですな。

しかしこの一週間くらいはグッと堪えて、人に優しくできているような気がする。これが目的意識なのか人間的成長の一環なのか、それともストレスが多少解消されているのか、わからない。ストレスが多少解消されているのだとしたら、思ったことを少しずつでも好き勝手アウトプットしている、このブログの効果なのかもしれない。

 

困ったことに、仕事上で怠惰に対し優しくしたり、失敗に対し、責任に対し、他者の成長に対し、寛容であり笑顔であるのは、ある側面でストレスを抱える原因がある。なにしろ自分自身がそうされた経験が無い。いつものことだが、自分が受けたことのない優しさを他人に当たり前のように施すには想像力がたくさん必要だ。

 

仕事は殺伐とした戦いの場だった。そうでないと生きていけなかったのだ。毎日何を言われるか怯えて過ごしていた。技術的には成長を続けたが、心はすり減っていた。転職しても転職してもそうだった。仕事運が悪かったのか、その時その時で一生懸命考えて給与面も含めて最適な仕事を選んできたつもりだったが、どこかやっぱり間違えていたのかもしれない。就職氷河期はそんなもんかもしれないが。

 

半分老害なのは自覚しているが、今の俺から見ると「周りの人」は、何をヌルいこと言ってるんだろうと思う事がとてもとても多い。でも「俺は」優しくしないといけない。共通理解が無い相手をこっちだけ理解してあげられるほど俺は成長していない気もするが、とにかく俺は優しく接しないといけない。そういうものなんだろう。氷河期氷河期。最近はできているのだから、それでいいじゃない。