やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

高校時代の日記

今日は高校時代の友人と昼食をとってきた。彼に会うのは久しぶりだ、たぶん5年ぶりとかだ。たかだか友人と会ったというだけでブログに書いてしまうくらい俺は人と会っていないということなのだ。友人と会うということが、残りの人生であと何回あるかわからない貴重な機会になってしまっているこの現実を思い知らされる。

こういった状況になることはある程度予見していた。大人になったら友達となかなか会えなくなるだろうなあと高校時代に既に理解していたのだ。当時の日記に確か書いている。こんな内容だ。

(要約)
大人になったらなかなか皆と会えなくなって、「同窓会しようぜ」とか呼びかけないと会えなくて、それでも「あれ、あいつどうした?」「ああ、あいつ用事あって来られなくなったって」「そうか、残念だな」みたいな会話をするんだろう。
だが、今、学校に行けば毎日無条件で全員に会う事ができるから、今の1日を大事にしないといけない。

当時、大学ノートに日記をつけていたのだが、その日の日記が書いてある冊子が見つからない。ようやく一冊さっき探したのだが、それには書いてなかったみたいだ、中学最後から高校前半くらいの日記が書いてあった。高校3年の3学期くらいの頃のノートが欲しいのだが見つからねえ、ちくしょうめ。

だが、見つけた日記を読み返すと、なかなか面白い。全然マメに書いてあるものではなく、毎日は書いてない。1週間おきとか、1ヶ月とか空いてる時もある。印象に残る事があった時だけ書いてるようで、出来事の記録というより心の記録になっていた。「誰にも見せない自分だけの世界」として書いてあるのでとても自由に書いてある。好きだった子の事を普段どう見て、どう思っていたのかはよく書いてある、フラれた事も書いてある…。家庭環境にとても悩んで苦しんでいた記述がよく出てくるが、生々しくて今読んでも苦しみがすごく伝わってくる。いろんな落ち込んだ事、心が燃えた事。部活の事、委員会活動のこと、応援団の事、後輩の子から告白されて付き合った事(この子とのやり取りはなかなか詳細に書かれている)…この冊子は、この初彼女と別れる前、友人宅で遊んだ後、トラブルがあった日のところで途切れている。

同級生たちの名前がたくさん登場して、どんな会話をしたかが記録されている。全く忘れているエピソードが盛りだくさん書いていて、とても面白い。変わり者のNくんは小柄なあの子好きだったんだっけ、まじで忘れてた。驚いたのは「Sさんに『4組にAくんの事好きな子がいるんだ、だからAくんに好きな人がいるか聞いてきて』と頼まれた」という記述だ。そんな話あったっけ、妄想じゃないのか。野球部のA君はいい奴だったが、卒業後連絡つかない1人なんだよね。つーか当のSさん、何年か前に仕事関係でしょっちゅう会ってたけど、Aくんの事好きな子って誰だったんだ、聞けばよかった、今知りたい。

最近、誘ったりメールしたりしても反応なかったり友達甲斐の無いアイツとかも、当時仲良くてこんな話した、こんな事一緒にやった、アイツのこと、こう思ってたんだった、とか思い出すと「カーッ!しゃあねえなあアイツはまた俺が誘ってやらねえとなあ〜!!www」みたいな気分になってしまった。俺が赤裸々になってないんだ、多分。

日記を書くことはなかなかいい習慣だ。30年近く経ってこんなに価値が出るなんて俺も思わなかった。しかし字が汚い。いま、息子の書いてる字きたねーと思ってたけど、五十歩百歩だわ。

今日会った友人とも今度会う時は日記をネタに話をしてみようか、今後はもっと定期的に会いたいと思っている。彼はもちろんだが、彼だけでなく、たくさんの友人たちともっと話をしてみたいと思った日だった。