やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

殺気って何?

漫画や小説、ドラマで当たり前のように出てくるけど「殺気」って、なに?
殺そうとする気配の略だよね。殺意の波動だよね。殺気って本当にあるの?その存在を現実世界で認識した事ないんだけど。認識したって話も聞いたこと無いんだけど。

目の前の人が怒りに満ちた顔で武器構えている。その人はものすごい形相で自分を睨んでいて、武器も明らかに自分に向いている。その雰囲気は自分を殺そうとしていると推測されるし、これは殺気を感じているということになるんだろうか?
森の中で猛獣に出くわしたとする。猛獣はどうやら腹を空かしている様子で、めっちゃ自分を見ている。今にも自分を捕食にかかりそうだ。なんか構え出した。こんな気配を感じたら、これは殺気を感じているということになるんだろうか?
いやいや、それは状況判断的に「自分が殺されようとしている」と推測して死の予感を覚えているわけであって、殺気を感じ取っているとは限らないよね。それとも殺気を感じるって「死の予感」の事なんだろうか。しかし漫画などの描かれ方では殺気は死の予感ではない。攻撃の意志、敵意を察するもののように見える。これは何なんだろう。

漫画などでの描かれ方ではまさに殺意の波動だ。戦闘など全く無縁の状態でリラックスしている状態でも姿が見えない相手からの殺気を感じ取って背筋が冷たくなったりする。そんなことあるんだろうか。オーラ?気のようなものをぶつけているの?それとも殺してやるぞーって気持ちがテレパシーのように伝わっちゃうの?

殺気がダダ漏れって表現もよくある。あーこの人怒ってるなー俺を殺そうと思ってるんだろうなーって気持ち推察しちゃったら俺も言うかも。人生で一度は言ってみたいよね。殺気ダダ漏れだぞって。

むしろ自分が相手に殺気をぶつけるにはどうするの?本気で憎い相手を目の前に、状況的に何かをしても許される場面になったら殺気がほとばしるんだろうか?平和な国でのんびり暮らしているとそういうことにはならないかもしれない。
今も悲しい戦争が世界中で起こっているけど、戦場で、殺さないと殺される場面だと殺気が出るのかもしれないな…。

しかし創作の中ではあまりにも安易に登場する殺気なる存在。一体最初の出どころは何なんだろうね。