やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

チャットログ

これは友人の話なんだが(どう思ってくれても結構www)
ある日、友人の会社に男が訪ねてきた。男は友人がインターネットで仲良くなって、交際しているような形になっていた少女の父親だったんだそうだ。男は、友人と少女(年齢で言うと高校生だ)のチャットでのやり取りを全部印刷して持ってきていて、会社の責任者を呼び出して詰問したんだとか。

俺はその「チャットログを全部印刷して」のところに大変反応してしまった。スマホが無い時代であり、おおかた女の子は父親のパソコンでやり取りしていて、セキュリティ意識も低かったんだろう。それまでのやり取りが全部残っていたのを見られてしまったというわけだ。今はスマホがあるからあまり無い話かもしれない。でも、浮気などを調べる時には、どうにかしてスマホを開いてLINEのスクリーンショットを撮るんだとかいう話は聞く。どっちにしろ、「プライバシーが守られると信じていたけれど中身を全部あばかれる」という意味では共通している。

これは由々しき問題だ。俺はなんでも残しておきたいとほんの数日前に書いたばかりだが、それを他人に読まれる事は想定していない。自分だけの記録として参照して分析したい、それだけだ。でも、そうもいかないのかもしれない。いつか誰かが読むと思ってログを積み重ねるしか無いのだ。

そう、俺は友人の話を聞いてから、メールやチャットで後ろめたい事を決して残さないように生活している。いつ、誰に見られても大丈夫なようにやり取りをしているのだ。まあ実際、特にやましい事は無いんだが。結果、俺のメールやメッセージやチャットは、無難で面白くないものが多くなっていると思う。ドキドキするようなものも無いし、毒も無いのだ。それは逆に言うとホントの本音はあまり書かなくなったということかもしれない。何かを書いてログが残る事は俺にとっては良いことでもあり、不安の種でもあるということだ。

だからストーリーとか消えるメッセージとか、赤裸々になれる仕組みなんじゃないか、心配事少なく楽しめるんじゃないかって興味を持っているのかもしれないね。