やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

名前がついてはじめて存在する

まだ見ぬ新しい星や、新種の生物とか、未知の病気や新しい概念は、そこに存在しても、認識されない限りはそこに存在しないのと同じことだよね。

小学生の時にこれ不思議に思ってた。特に星については感じてた。名前がつかないとモノも生き物も(人も?)存在しないんだ!?って考えてた。正式な名前でなくとも、少なくとも何らかの呼称がつかないと、人にとっては「そこにあるのに存在しない」のと同じなんだ。

昔住んでいた町で、徒歩通勤の時に、同じ時間に同じ場所ですれ違う人たちがいた。当然、名前は知らない。他人だもの。でも呼称は何となくあるよね。「そういえばいつもすれ違う人」みたいな感じで。俺がその人たちを認識してたってことだ。心の中で勝手にあだ名つけてた。カラフル月光仮面さんは元気かなあ。俺もたぶんあだ名つけられてたに違いないよ。「日傘ポロシャツ」とかそんな感じの。

シン・ゴジラとかシン・ウルトラマンを観ると、何だかわからないそれに呼称をつけていくよね。あれは人間が物事を正確に把握するために必要な過程なんだと思う…。不思議。今でも不思議。