やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

人に歴史あり 1

誰だってその歳までに積み上げてきた経験というものがある。重ねてきた歴史というものがあるよね。何もしてきてない薄っぺらな人間なんていない。それを時々、忘れそうになるけれど、その人のそれまでの人生に敬意を払って付き合っていきたい。

俺も今まで何かと辛い思いをしてきた気がする。苦労して、悲しんで、苦しんで、悩んで、歯を食いしばってきた。それらはもちろんもう終わった事がほとんどだから、自分で自分のそういう過去は過小評価してしまいがちだけど、自分がその経験を大切にしないと、たぶん誰も尊重はしてくれない。だから自分のつらい思い出を軽く考える必要も無いかなって思う。重く考える必要も無いけど。何しろもう終わった事なのだから、ほとんどは。

同じように誰もが辛い過去を持ってるんだろうなって考える。もちろん若い人は若いなりに、そうじゃない人はそうじゃないなりに、だけど。ずっと笑い続けて生きてきた人なんていないよね。つらいこともたくさんあったはずなのに、みんな今、笑って元気に過ごせてるって思うと、なんだか泣けてくるのは何でだろう。

そんな風に考えるのは俺だけなんだろうか、これは風変わりな気持ちだろうか? 俺のつらい過去は誰も気にしないけれど、俺はみんなのそういう過去も、別に何があったか知りはしないけど、そういうものも抱えて今があるってことをちゃんとわかってるよ。

もちろん、大事なのは今とこれからだよ。でも、俺は人のそれまでの人生の物語を尊敬してる。