やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

スピードとコントロール

「スピードよりもコントロール!」と書かれた札が、昔働いた会社のトイレに掲げられていた。早くてもミスが多いと意味がない。全くその通りだ。正確で確実な仕事は美しいし安心感がある。本当は俺もそうありたいと思っている。

だが

当時の俺はかなりスピード重視人間だったと思う。早口の時と同じように、我慢ができずに先に先に進めてしまうところがあるようだ。そして俺はいつも最終チェックが甘く、後でミスが見つかることが多かった。実際はゆっくりじっくりやってミスが無い方が最終的には早く終了していたんじゃないだろうか?ゆっくりじっくりが、あの時の俺の本当の最高速だったんじゃないだろうか。

業種にも寄ると思うのだ。当時の仕事は多少のミスでも後工程(と呼ぼう)に響く仕事だった。何人かでチェックはして最後は完璧であろうものを作るのだが、本来ミスは許されなかったのだ。俺は速度を上げてミスを量産した。
でも、たとえば大量のものを生産し、中には多少質が悪くても受容できる仕事もある。そういう仕事は速度を重視した方がいいのだと思う。そういう仕事が俺に合っているのではないだろうか(自己正当化)スピードを持って、後の調整は他の人に任せられたら、どうだろうか。

正確さを体現できる人が速度を上げられたら、それが一番良い。
速度を体現できる人が正確さを許容水準に引き上げていけたら、それもまた良い。
俺は性格的にはどうやら後者が目指すところのようだ。

スピードとコントールはどっちが大事かといえばどっちも大事だが、その場面場面でバランス配分を取ることが正解なんだろう。その見極めをちゃんとできるようになっておきたい。