やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

その数は必ずある

「砂の数よりいるのにね」と、昔のヒット曲で歌った歌手がいた。俺にとっては昔でない感覚なのだが世間一般では昔の曲になるらしい。

地球上の砂の数ってどれくらいなんだろう。俺はその「昔」にこの歌を聞いた時に疑問に思った。月にだって砂はあるだろうが、宇宙まで考え出すと果てしなくなるので地球上に限定したとしても、砂の数というのは膨大だ。なんらかのこじつけ根拠を持って推量することはできるが、正直、計測することは不可能だ。だが人がそれを把握できないだけで、その数字は確かに存在するんだよね。

定義や切り口など定める項目はあるが、それらが定まったら、何にでも数字は存在する。歌詞に出る砂の数というのは「途方もないほどたくさんいる」という意味で、その人でなくても本当はいいはずなのに、という心情を描いてるだけなので、数字はどうでもいいはずなのだ。だけど俺はこの歌詞を聞いた時、数字は何にでもあるんだという事を思い知ったのだった。

世界は数字でできているという言葉をどこかで目にした。俺の言ってる事と同じ意味かはわからないけど、俺はその言葉を見た時、さもありなんと頷いたのだった。