やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

サービス業ってすげー

昔は夜勤をしてた。サービス業の、あるお店に勤めてました。飲食店って言っていいのかな。店長とかいう肩書きがあったかもしれない。

名ばかり管理職って言葉、あの頃、あったかな。まさに名ばかり。残業以前に労働時間という概念が無い。責任者という名前だけで、何かあったら休日だろうと出る、出る、出る…。電話も鳴りまくり、寝る時間も油断できない。そして権限は何もない。

今だったら、残業時間できたのにねえ。無知ってやだね、未熟だった。

つーか今も似た感じだな…。

ところでお店は年中無休24時間営業だったので、土日祝日ももちろん仕事だった。休日前の夜は特にお客が多かったし、必ず出勤だった。

年末年始も出勤だった。年末年始の休みはその頃、無かった。サービス業ってそういうものなんだと思う。一般の企業とは違って、人が休む時間、人が休む日に働くんだ。

でも土日は必ず仕事っていうのは寂しさもあった。当時交流のあった人たちとは休みが合わない。土曜の夜に飲みに行くってのに憧れのような気持ちを持っていたのを覚えている。

年末年始も仕事、なにやら色んな人に会えず、すごい不義理を働いている気がしていた。本当は全然そんな事ないんだけど、年末やお正月は休んで、親戚や色んな人に会うという習慣があったから、その頃はすごく申し訳なく、寂しかった。

でも、そんな思いをして働いてる人がいるから土日祝日や年末年始も社会が動いてるんだよなあ。お店とかも昔は「初商い3日から」とかが多かったのに、今は元日営業も全然珍しくない。元日くらい休んでもいいんじゃない?

今は普通に土日祝日休む仕事をしている。
年末年始も休んだ。今日から仕事始めだった。
あんまり人に会わなかった。ぜいたく!!
あの時の気持ちを思い出して、次の年末年始は人にたくさん会うようにしよう。

俺が再びそういうサービス業に就く機会は来ないと思う。特に夜勤はもう絶対したくない。

でも俺はサービス業で働く人たちに感謝と敬意を持っている。「よくやった後は任せろ」と(一度は言いたいこのセリフを)言いたい気分だ。