バイクでツーリングに行った。
今年の走り初めというわけではないが、長距離ツーリングという意味ではそうだろう。バイクでツーリングに行ってきた。昨年から計画されていたツーリングだ。
人数について
メンバーは7月に都城ツーリングに行った友人たちに+もう1人友人を加えた5人だった。
これは俺のバイク人生史上最多の人数となる。たった5人かと言われるかもしれないが、俺のバイク人生は6割ソロである。3割はバイク師匠と2人ツーリング。残りの1割がこの友人たちとの走りである。
5人で走って思ったのは「そろそろ一度に機動的に動くのは限界の人数だな…」ということだ。 言うまでもなくソロツーリングはフットワークが軽い。どうとでも動く事ができる。 ペアで走る場合も、インカムで話しながら走る分にはかなりの融通が効く。 3人で走った時もまあそんなに苦労はしなかった(2人で話して、1人は後からついてくるだけだったから)。
これが5人となると道路に出るタイミングや掛け声だけでもなかなか一斉には難しいのだ。信号や割り込みの車で分断もされやすい。むしろもっと大人数の方が割り切ってバラバラで行けるのに、中途半端に全員一度に動こうとするからハラハラするのが5人という人数だ。
インカムで一斉に話すにしてもごちゃごちゃしやすいかもしれない。個別の会話もかなりしにくい。でも何とかなるかもしれない絶妙なバランスの人数が5人だと思った。6人だったらインカムは分割して2チーム別に話した方がいいかも。
インカムについて
そこで問題になったのが(いつも問題になっているのだが)インカムの接続である。前回はレシン2人、デイトナ2人だったので、適当に2人ペアを作る形で通話を繋いでいた。今回加わった友人がどこのメーカーの機種かわからなかったのだが、場合によっては俺はインカム繋がずに後ろでついていくだけにしてもいいかなーと思っていた。
ところが今回加わった友人はマイクとスピーカーだけ装着していて、インカムを持っていなかった。そんなことあるのか。なんか、スマホと接続して音楽とか聞いたりするやつらしい。これは困った。
というわけで今回はスマホでLINE通話をするという荒技に出た(調べたら結構やる人たちは多いようだ)あまりにLINEに万能性を見過ぎじゃない?正直Discordの方が良かったと思う。
LINE通話の感想は
- 音質は悪くて、聞き取りづらい。
- 山中では電波の関係で途切れる。
- 遅延がある。 インカムと同じ音質を期待してはいけない。でも5人全員を繋ぐ手っ取り早い手段としては機能して、急場しのぎにしては楽しさを提供する場となってくれた。
目的地は「砂蒸し温泉」
目的地は鹿児島県指宿市の砂蒸し温泉である。8月にも行っているのだが、この時は2名だった。
今回は別の砂蒸し温泉を選んで5人で行ってみた。全員が行った事がない、初めてのところというところで選んだ。結果は大変良かった。が、バイク運転よりも体力を使った感があるのは面白いところだ。そのまま誰かの運転の車の中で眠りたかった。
道中の記録
最初に友人1名のバイクに不調が出て、ショップに行ったりして出発はのんびりとした時間になった。出発してすぐ気づいてよかった。こういうトラブルも思い出になるのだろう。
昼食はあらかじめメンバーから希望があった店で食べた。食を目的にするというのはツーリングの目的地選びの立派な動機になると思った。毎回適当なので、今後はそういう点で行き先を選ぶのも楽しいかもしれない。
砂蒸し温泉の後、知林ヶ島散策などという欲張りなスケジュールもあったのだが、時間の関係で丸々カット。湯之峯神社に行った。なんかすごかった。 その後、池田湖を見に行った。ここらへん8月と一緒だけど、ルートは全然違って、反対側から行った。8月にはまだ工事中だった休憩エリアが完成していて、親子連れやカップルで賑わっていた。
その後は指宿スカイラインで帰る。当初の予定では途中で降りて鹿児島市街を通ろうかという話をしていたのだが、どうも渋滞に巻き込まれそうな気配があったのと、時間が押していて帰りが遅くなりそうだったのでそのまま九州自動車道まで入って帰った。
今日の感想は?
正直、楽しかった。今までのツーリングの中でも屈指の楽しさだった。一つの要因は気候が良くて気持ち良く、体力の消耗が少なかったこと。風が少なく、寒すぎず暑すぎず大変快適な天気だった。 終盤、暗くなってからの高速道路は流石に寒かったが、全体的に良い感じの日だった。
二つ目の要因は友人との会話が弾んだことだろう。帰ってきた後、本気でインカムを揃えようかと考えた。「ビーコムのSB6Xって奴がいいんだろー?」と思って調べたら5万円とかだった。中華インカム5個買って配った方がマシだな…。
他、楽しかった要因はいくつもある。友人主導で今までよりも計画をちゃんと立てていたこともその一つだ。俺ももう少し目的地を吟味して、今後は計画的にソロツーリングしてみよう。バイクっていいね。