やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

ニノテサンノテ

雨の中、息子が濡れて帰ってきた。雨の予報だったけど自転車で塾に出かけてしまったからだ。帰ってくるだいたいの時間は聞いていたので、車で迎えに行ったのだけれども、タッチの差で入れ違いになって、夜の雨の中、すれ違ったのに気づかなかったようだ。

「雨が降ってたからしゃーない、春雨じゃ、濡れて帰ろう」うん、それも一手だけれども。「こいつ、それ(雨の中、濡れて帰る)しか方法を思いつかなかったんじゃないか?」と心配になる。

確かに彼は、あの手この手を繰り出すことがあまり無い気がするのだ。やり方が一辺倒というか、思いついたらそれにこだわるというのか。心配だ。

また例によって他のお父さんたちに言えば「◯◯くんは全然大丈夫でしょうー!」みたいに言われそうだけど、親からすると心配なのだ。俺自身が小賢しくあの手この手を繰り出すタイプだから尚更。

常に、二の手三の手まで考えて欲しいのだ。
こうしよう、という一手目は誰だってある。 「もし、うまくいかなかった時は、こうしよう」という二手目は必ず持っておかないといけない。
さらに「それでも駄目ならしゃーない、こうしよう」という最悪パターンの想定を三手目として考えて欲しい。
彼はできないわけじゃない。そういう思考の癖が身についてないだけだ。これから教えないといけない。

塾の電話を借りて親に電話すればよかったんだよ。全然問題無い。できれば一手目は楽に効果的な結果を出す方向で考えて欲しいものだ。
駄目でもなんとでもやりようはある。今の時代、電話は誰でも持ってる。個人的に誰かに携帯を借りてもいいし、友達に頼んで親御さんに乗せてもらってもいいし、タクシーを呼んだって良かったんだ。 自転車は後で取りに行けばいいんだよ。
万策つきてから「しゃーない濡れてこ!」と判断すれば良かったんだ。いや俺も楽しい気持ちで濡れて帰ったこと何度もあるから強く言えないけど、さすがに大事な入試本番の前日に濡れて帰る判断はしないよ。

いや、これは「自分1人の責任で自分の力で解決」と考えたんだろうか?それはそれでクセを感じるけど。
どんどん教えていこう。自由に考えられる人になって欲しい。