やじろぐ7

40代半ばの妻子持ちがゲームしながら解脱を目指すブログ

寄り添う言葉

自分の中のものを言語化するのは本当にいい事だなあと実感している。モヤモヤしていたものが形になってあらわれてくる。その作業の中で、自分でも気づいていないものが自分から出てくることもあるものだ。

ところで、傷ついた人がいたら、人はその人に慰めの言葉をかけるのだろうと思う。俺はそれが苦手だ。前々から思っていた。俺は傷ついている人の相手が苦手だ。繊細な状態だから、俺はその人にかける言葉がなかなか出てこない。

理由は二つある。

まず俺はそういう時、失言を恐れる。自分の言葉でその人が怒ったり、さらに傷つくのが怖いのだ。これは俺の記憶の中ではそんな失敗をした事は無いはずなのだが、なんでか怖い。おそらく、なんらかの言葉を使った後で、その言葉が正しかったのか悩んだのではないかな。もっと、いい言葉があった、こう言えば良かったといつまでもクヨクヨしたことがあったのかもしれない。とにかく繊細な人には優しい言葉のつもりで余計な言葉を言いそうで怖い。他人の機嫌まで責任もてねーよ。

もう一つ、俺自身があまり慰められたことがなく、慰められてもそれが慰めになったことがあまり無いからという理由もある。ひっとしたら言葉の内容はどうでもよく、その時心を寄せてくれた事がひょっとしたら大事なのかもしれない。でも俺はそれもそんなに経験ないし、して欲しいと思ったこともない。悲しい時な傷ついてる時に薄っぺらな言葉で寄り添うフリもして欲しくない。自分がされて嬉しくないことはできない。俺には引き出しがないのだ。

もちろんわかっている。
何か行動を起こした方がたぶんいいんだろう、打算的な意味では。でも下手なことをしてマイナスになるのならしたくない。したいわけでもなく、してその人のためになるとも思っていない。そんな気持ちで、言葉が出てくる訳がない。

というわけで俺は悲しんでいるであろう人は放置する事がとても多いのでした。それ以外にベストな行動が見つからないね。