漫画を読んでると、完璧な登場人物ってよく出てくる。頭がいい。いろんな能力に長けている。先を見通して問題を解決していく。朗らかであるとは限らないが、人から慕われていることは多い。
もちろん、漫画だから存在しうる完璧さだ。人は誰でも得意なこととそうでないことがある。弱さこそ人間くささなのだと思うし、完璧な人間はいない。
でも俺はそういう登場人物に憧れと反発心を抱くんだよね。自分もそうありたいと思ってしまう。そして完璧主義をこじらせて無理をしてしまうのかもしれない。
無理をするのはよくないけど、そういう登場人物を見ると背筋が伸びる思いをする。それはいい作用かもしれない。なんかちょっと俺も頑張ろうって、元気が出ていると言っていいかもしれない。だらけている時は、そういう登場人物に触れるのも面白いかもしれないと思った夜だった。
